熱硬化性樹脂とは、熱を加えることで化学反応を起こし硬化する特性を持った樹脂です。数あるプラスチックの中でもっとも歴史の長い樹脂材料ですが、その成形には多くのノウハウが必要です。
一度固化すると再び加熱しても溶融せず、固体のままとなる性質をもっていますので、熱可塑性樹脂と比較して、長期安定性に優れており、絶縁性にも優れています。そのため苛酷な環境で使用される部品や、電気部品等に幅広く使用されています。
01根上産業の熱硬化性樹脂成形品はこんな分野で使われています
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- モーター関連の部品
- ワイパー・スターターなど負荷のかかる部分のパーツ
- エレベーター等のスイッチ類
- 火力発電所の制御装置・端子台
- 鉄道の信号機の制御部
02根上産業の熱硬化性樹脂成形品の特長
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大ロットから小ロットまで
根上産業は日本でも屈指の熱硬化性樹脂成形設備を保有しております。他社では安定供給が難しい大きなロットの発注でも対応可能です。また、小ロット生産にも柔軟に対応できます。大ロットから小ロットまで、お客様のご要望にお応えする生産体制を整えています。
大物から小物まで
根上産業が所有する熱硬化性樹脂用の成形機は、大きなサイズのものの成形が可能な成形機から、小さなサイズの成形に適したものまでございます。
金属代替としての熱硬化性樹脂の可能性
長年、熱硬化性樹脂成形に取り組んできた根上産業では、新たな用途開発にも力を入れております。その一つが金属の代替品としての可能性です。
全体が金属で出来ている部品の一部を、熱硬化性樹脂に置き換えることにより、十分な強度を保ったまま、軽量化や低コスト化を実現するものです。
貴社製品のさらなる高性能化、差別化のアイデアとして、熱硬化性樹脂の金属代替をぜひご検討下さい。
当社で取り扱っている主な熱硬化樹脂材料
- フェノール樹脂
- ポリエステル
- ジアリル
- エポキシ
- メラミン等